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【2013.07.25 Thursday 】 author : スポンサードリンク
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H16商法第2問 評価D
機。措劼紡个靴
1.CがA社に対し手形金の支払を請求するには、A社が有効に手形上の債務・責任を負担している必要がある。
2.(1)ここで、本問約束手形の外見上は甲がA社を代表して手形を振り出したように見えるが、甲は必要な取締役会決議を経ずにA社代表取締役に就任している(商法261条1項)にすぎないので、その代表権はない。
 よって、甲の手形債務負担行為の効果はA社に帰属しないのが原則である。
(2)しかし“代表取締役”という「会社ヲ代表スル権限ヲ有スルモノト認ムベキ名称ヲ附シタ」「取締役」甲の手形行為であるから、Cが甲に代表権がないことにつき善意・無重過失の場合は、A社は例外的に手形上の責任を負う。(商法262条)これは取引の安全を図るため、代表権に対する相手方の信頼を保護する表見責任であり、重過失は悪意と同視できるからである。
(3)なおCはBを介して手形を取得しているが、直接の相手方でなくても手形上の記載から代表権を信頼することはありうるし、条文上も直接の相手方に限定するようには読めないので、Cも「第三者」にあたりうると解する。
3.したがってCは、甲にA社代表権がないことにつき善意・無重過失の場合は、A社に対し手形金の支払請求ができる。特に手形上の権利移転過程に瑕疵も見当たらないし、A社の抗弁も考えられないからである。
供々辰紡个靴
1.甲は本問約束手形を代表方式で振り出しているが、代表権がないので無権代表者としての責任を負う。(手形法77条2項、8条1文)
2.(1)この責任は手形取得者を保護して手形取引安全を図るためのものなので、手形取得者は前記表見責任と選択的に追及できると解すべきである。
(2)但し、代表権がないことにつき手形取得者が悪意・重過失の場合はこれを保護する必要はなく、無権代表者の責任を追及できないと解する。
3.したがってCは、甲にA社代表権がないことにつき悪意・重過失でない限り、甲に対し手形金の支払請求ができる。
掘。造紡个靴
1.CがBに対し手形金支払請求をするには、。造有効に手形上の債務・責任を負担していること■辰遡求条件(77条1項4号、43・44条)を具備することが必要である。
2.まず、Bは本問約束手形に裏書しているから裏書人としての担保責任を負いそうである(77条1項1号、15条1項)が、前者たるA社が原則として手形上の債務・責任を負わないことから、これから手形を譲り受けたBの責任に何らかの影響があるのではないかが一応問題とはなる。
 しかし、各手形行為は手形面上の記載を自己の債務・責任の内容として取り込むものである(文言性)から、その手形面上の記載自体に瑕疵がなければ、手形取得者が悪意だろうと善意だろうと、それぞれ別個独立に成立するのは当然である。(手形行為独立の原則、7条参照)
 本問でも手形面上の記載自体に瑕疵があるとの事情は見当たらないから、Bはやはり裏書人としての担保責任を負い、,鯔たす。
3.したがってCは、△鯔たした場合に、Bに対し手形金の支払請求ができる。
                                           以上
【2004.10.23 Saturday 08:58】 author : meanlife
| H16論文本試験 再現答案 | comments(2) | trackbacks(0) |
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【2013.07.25 Thursday 08:58】 author : スポンサードリンク
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この記事に関するコメント
(出題趣旨)
 本問は,自ら代表取締役である旨の虚偽の登記をした取締役がその会社の代表取締役の名称で振り出した約束手形の効力について,不実登記の効力,表見代表取締役等の表見法理による第三者保護規定との関係において整理された論述をすることができるかどうかを見る点に主眼がある。手形行為と表見代理,代理権の瑕疵と手形の転得者の保護等についての基本的理解を踏まえて類似事例を処理する応用力が試されるが,それとともに,裏書人の担保責任,無権代理人の責任についての言及も求められる。
| | 2004/11/25 4:54 AM |
「〜約束手形の効力について,不実登記の効力,表見代表取締役等の表見法理による第三者保護規定との関係において整理された論述をすることができるかどうかを見る点に主眼がある。」
・「整理された論述」なのだ。確かに場合分けとか必要だったしね。争点整理能力を求めてる?とにかく分かりやすくシンプルに書けと。もちろん矛盾はダメ。
・「等」とあるので、権利外観法理もあり?それとも二段階創造説をとったときの善意取得を想定?…ちなみに自説の二段階じゃない創造説(笑)からは、善意取得を論じるべきなのか未だにはっきりとは分からん。たぶん論じるべきだが。
・「主眼」…親切に書いてくれてありがとう。というよりむしろ強調か。「整理された論述」ならば個々の論証は薄くてもよい?バランス重視?

「手形行為と表見代理,代理権の瑕疵と手形の転得者の保護等についての基本的理解を踏まえて」
・「基本的理解を踏まえて」=ここ基本事項なので間違ったらGの可能性高いと。あと、最後の方の「言及」と比べて「理解」を示す必要あり。メインだから比較的厚めに書けと。
・「代理権の瑕疵」っちゅーと(カトシン節)、やはり二段階創造説の場合の善意取得による処理を想定か?善意取得の効果・適用範囲の論点?

「類似事例を処理する応用力が試されるが」
・「類似事例」ということは、基本事例は押さえとけと。な〜んだ、答案ファイル式の予備校的勉強法推奨じゃーん…なんてこたぁないか。やっぱ想定してるのは判例事案とかだろう。
・「応用力」って、そんなにいらなくね?基本事例とほぼ処理が同じになると思うんだけど。まあ俺は基本事例の処理も詰め切れてなかったんだが…過去問に何度か出てきたパターンということに最近気づいて鬱。

「それとともに,裏書人の担保責任,無権代理人の責任についての言及も求められる。」
・「それとともに」=あくまでおまけ、付随論点だと。
・これら2つの論点は「言及」すればいい、軽くていいと。
・手形行為独立の原則は明示してないが、「裏書人の担保責任」に含まれるのか?それとも論じる必要なかった?
| meanlife | 2004/11/25 5:29 AM |
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